3m頭上のゼフの開翅を撮る オオミドリシジミ
2013年 06月 20日
何とも手の施しようがない。
脚立に上がったとしてもせいぜい1mくらい高くなるだけ。
さらにその上に、カメラを取り付けた一脚を持って上がり、
石突きを持って撮ったとしても2m。
脚立の上でバランスを崩せば危ない。
そこで3mの高さまで撮れるツールを工夫した。
磯釣り用の古くなった玉網竿を手元側から3本使用した。
さてカメラをどう取り付ける?
一脚の雲台のようにすればカメラの角度を変えたいとき、
いったん手元に戻して向きを変えねばならない。
一刻も争うときにそんな時間は勿体ない。
そこで竿先に天秤を取り付けその先端にカメラを取り付けた。
その天秤に括り付けた紐を引っ張って微妙な角度を調節する。
その角度を自在鍵で固定する。これも簡単に自製した。
カメラはnikonのバリアブルアングル付・コンデジ coolpix7700。
シャッターはリモコン。ユーザー設定をしておくとシャッターを押すたびにAFが働く。
難点は
① 竿を固定しづらいこと。手振れ防止付カメラと言えど振れやすい。
② 3mにもなるとカメラのモニターが写りこみで見えずターゲットを捉えづらい。
この点どのメーカもモニターの色彩の美しさばかりを競っているが、
肝心の基本ともいえる映り込みのない見易いモニターにするべきではないか。
この見難さをカバーするためフードを自製した。それでも映り込みは解消できない。
このためにターゲットをモニター上で認識できるまでの時間がかかりすぎる。
せっかくのチャンスを逃がすことが多い。
そのうちにスマホをモニターにしてシャッターを押すことになるだろう。
これからの課題は、
① まずは使い慣れること
とくに蝶の特徴を捉える角度を見出すこと。(これはすべてに共通だが。)
単に上から目線で撮っただけでは構造色は出ない。
② ターゲット撮影角度とLEDライト照射角度とのバランス
以下 ノートリミング
上からそろりと近づけると
これ以上の接近は不可。近づきすぎると甘ピンになる。
どうも翅の色が今一つ。
構造色の美しい角度に回り込めていないうえに、現像がまずいらしい。
微妙な色彩の綾が出て来ない。
500KB以下に圧縮前と後とでは色彩が異なる傾向にあるがいかが?
とくに光物の場合は難しい。