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3m頭上のゼフの開翅を撮る オオミドリシジミ

2013.06.12撮影
3m頭上のゼフの開翅を撮る オオミドリシジミ_a0247511_16413373.jpg

葉上に透けて写るゼフの開翅を下から見る空しさ。
何とも手の施しようがない。
脚立に上がったとしてもせいぜい1mくらい高くなるだけ。
さらにその上に、カメラを取り付けた一脚を持って上がり、
石突きを持って撮ったとしても2m。
脚立の上でバランスを崩せば危ない。

そこで3mの高さまで撮れるツールを工夫した。
磯釣り用の古くなった玉網竿を手元側から3本使用した。
さてカメラをどう取り付ける?
一脚の雲台のようにすればカメラの角度を変えたいとき、
いったん手元に戻して向きを変えねばならない。
一刻も争うときにそんな時間は勿体ない。
そこで竿先に天秤を取り付けその先端にカメラを取り付けた。
その天秤に括り付けた紐を引っ張って微妙な角度を調節する。
その角度を自在鍵で固定する。これも簡単に自製した。
カメラはnikonのバリアブルアングル付・コンデジ coolpix7700。
シャッターはリモコン。ユーザー設定をしておくとシャッターを押すたびにAFが働く。

難点は
 ① 竿を固定しづらいこと。手振れ防止付カメラと言えど振れやすい。
 ② 3mにもなるとカメラのモニターが写りこみで見えずターゲットを捉えづらい。
       この点どのメーカもモニターの色彩の美しさばかりを競っているが、
      肝心の基本ともいえる映り込みのない見易いモニターにするべきではないか。
      この見難さをカバーするためフードを自製した。それでも映り込みは解消できない。
      このためにターゲットをモニター上で認識できるまでの時間がかかりすぎる。
      せっかくのチャンスを逃がすことが多い。
       そのうちにスマホをモニターにしてシャッターを押すことになるだろう。
 これからの課題は、
   ① まずは使い慣れること
      とくに蝶の特徴を捉える角度を見出すこと。(これはすべてに共通だが。)
      単に上から目線で撮っただけでは構造色は出ない。
   ② ターゲット撮影角度とLEDライト照射角度とのバランス



3m頭上のゼフの開翅を撮る オオミドリシジミ_a0247511_174122.jpg

以下 ノートリミング
3m頭上のゼフの開翅を撮る オオミドリシジミ_a0247511_17392832.jpg

上からそろりと近づけると
3m頭上のゼフの開翅を撮る オオミドリシジミ_a0247511_17395992.jpg
3m頭上のゼフの開翅を撮る オオミドリシジミ_a0247511_17401262.jpg
3m頭上のゼフの開翅を撮る オオミドリシジミ_a0247511_17403920.jpg

これ以上の接近は不可。近づきすぎると甘ピンになる。
3m頭上のゼフの開翅を撮る オオミドリシジミ_a0247511_1740469.jpg


どうも翅の色が今一つ。
 構造色の美しい角度に回り込めていないうえに、現像がまずいらしい。
微妙な色彩の綾が出て来ない。
500KB以下に圧縮前と後とでは色彩が異なる傾向にあるがいかが?
とくに光物の場合は難しい。
by tsutsujioka | 2013-06-20 00:00 |

身近にいる蝶鳥を、ときには遠出して撮っています


by tsutsujioka
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