フジは近くにて見るもの フジミドリシジミ
2015年 07月 04日
フジミドリシジミ♂ 目の前待望の開翅だったがガードレール上ではねー。翅表には水滴が付着していた。
前回から6日経っていた。
今度は山の麓で車中泊。
寝る前に屋根を叩いていた雨も3時半には上がっていた。
真っ暗な細くてきつい山道はヘッドライトだけが頼りだった。
前を小動物が走っていく。
脇に逸れようとしない!距離が縮まった。
もう一匹飛び出してきた。
踏みそうになった。
子狐だった。
続いて路上に物体が?白い斑点が2つ光って見えた。
止めるべきか迷って近づいたら飛び出した。
ヨタカ?一瞬並走した。
こんなこともあろうかとコンデジを脇にフラッシュも出して準備していたが、
運転していてはとても無理、ただ眺めているほかはなかった。
車を後退させたとき、運転席の横を飛んでガードレール上に止まったフジミドリシジミ♂ まさか後ろにいたとは!!
夜中は風もきつかったようだ。
山道の路上には木の葉やそこそこの枝も散乱していた。
こんな条件の朝にはゼフィルスは下草に降りていることがあると聞いていた。
ポイントに着いたころはガスに覆われていた。
それが次第に薄くなってきた。
路傍を丹念に見て歩いた。
足元をチラチラとフジミドリシジミの♀が飛んで地面に落ちた。
それを発端につぎつぎと葉上に止まっている姿が見つかった。
なかにはアイノミドリシジミの♀、エゾミドリシジミなども。
しかし、フジミドリシジミは♀ばかりだった。
当初翅の中央部分が汚れていると見えたが綺麗な紫色だった、フジにこんな色があるんだ!!
去年から蝶友が気にしていたポイントで初めてフジミドリ♂の活動を間近に見ることが出来た、やったね!
でも時期遅れ擦れていた、来年に期待しよう
葉っぱが水滴に光る背景、敢えて逆光をコンデジで
前回は何もいなかった、でも気になるポイント、今回も行ってみた。突然頭上から足元に落ちてきたピカピカのフジミドリシジミ♀ やおら半開翅、青緑色が!こんなことがあるんだ!!
あっちでもこっちでも一斉に開翅していた中の一つ、翅表に水色の鱗粉が数個見えるフジミドリシジミ♀
足元に こんな具合だった
今回でフジミドリシジミのポイントと習性の一端とが掴めたような気がする。
来年は適期に車中何泊でもして新鮮な雄の開翅に巡り合いたいと思った。