大雪山の高山蝶(1/2) ウスバキチョウ
2014年 07月 13日
食草のこまくさで吸蜜するウスバキチョウ(国の天然記念物 準絶滅危惧種)
エゾライチョウに出会って気分よく登山道をコマクサ平に向かって登っていった。
途中雪渓を3つ4つ通過した。
おやっ!こんなところにギンザンマシコが。
登山道に流れる雪解け水を飲みに来たようだ。
その距離数メートル、カメラを向ける間もなく飛んでいった。
コマクサ平に行けば近くにやってくると聞いていた。
それに期待しよう。
さて、コマクサ平は快晴だった。
こんなときウスバキチョウは活発に飛ぶという。
しかし、その姿は見られなかった。
沢山のコマクサが淡いピンクの花を咲かせていた。
一体どこにいるのだろう。
おっ、いた居た!と思ったら何処かへ消えていった。
なるほど止まらなかった。
しかし、そのうち現れては砂礫や岩礫に止まるようになってきた。
今年は発生が随分早かったそうだ。
ほとんどの個体は鱗粉が剥げ落ちセルロイドのように透き通っていた。
その中から綺麗そうな個体を見つけては追っかけた。
ウスバキの食草のコマクサ 2014.07.04旭岳にて撮影
湿り気のある所へ吸水にやって来たウスバキチョウ♀ 腹端に受胎嚢が見える
産卵行動か。コマクサの近くの岩礫をうろついていた。