公園のルリビタキと山のルリビタキ
2013年 03月 23日
公園のルリビタキ
初めて行った公園の芝生広場にアカハラがいた。
その傍らには梅園があった。
そろそろ梅の花が咲きだした?
ウメアカハラを期待して出かけた。
なんの!
梅はチラ、アカハラなんて姿もなかった。
公園の縁を歩いた。
真っ赤な花が一輪、梅の木の下に咲いていた。
季節外れ、しかも見たこともない姿。
カメラマンがいた。
そこそこ綺麗なルリビタキもいた。
造花には餌が入れてあった。
こちらはそれを撮るお許しを得た。
それからしばらくして、
その公園の近くを流れる川の上流へ行った。
放棄された田んぼの際に生えたヌルデの実を食べに
ルリビタキがやって来た。
仲間同士さらには他の野鳥と縄張り争いをしながら食っていた。
どの房の実に飛びつくか推測しながらシャッターを押した。
公園の撮影は造花に置きピンして、
飛来すればシャッタを押すだけ。
山のそれは飛来ポイントを観察し推測しながら狙う。
背景など撮影条件を選べないが、
撮れたときの喜びはこっちの方が大きい。
これが飛びもの撮影の醍醐味だ。
山のルリビタキ(若♂?)
2013.02.25撮影
鳥友とはこれを番傘スタイルと言っている
2013.02.26撮影
あ、そうそう。
放棄田は1.5m程度の石積みの段差がある。
ふと見ると茂みの向こうに動くものが??
丸々と太った大きなイノシシ2頭が縦に並んで近づいてきた。
その距離約5メートル。
一瞬どうしたものかと身構えた。
しかし、1.5mの段は上がれまい。
そう考えると余裕ができた。
茂みと持ち物とを打ち鳴らしてみた。
奴らは一瞬きょとんとした。
もう一度打ち鳴らした。
こちらを見た一頭が気付いた。
飛んで向こう斜面を上がって行った。
もう一頭はまだ気づかなかった。
先に遁走した奴を見て驚いた様子で
訳も分からず斜面を駆けあがっていった。
その走りの速いこと!!
真昼間にこんな近くで遭遇したのは初めてだ。
干支のイノシシ用に撮っておけばよかった。
しかしすべては藪のなかの出来事だった。