2012年 08月 16日

オナガシジミ オオミスジなど 高遠の巻

一週間前に家族そろって墓参りに来たばかりの高遠の菩提寺。
今回は去る6月に96歳で亡くなられた先代住職の檀家葬に参列した。
近在のお寺から集まられたお坊さんたちと檀家の皆さんとによって粛々と執り行われた葬儀。
簡素な中にも厳粛さが感じられて、なにか古来の舞台を見ているようにも思われた。
 我が家の墓に隣接して建てられた第15世住職の墓石を見ていると、
亡き父と何やら昔話でもしておられるのではという気がしてきた。
ご冥福をお祈りします。

 さて、葬儀の後は信州方面の蝶撮りの計画を立てた。
場所を定めぬ車中泊、おおよそは、霧ヶ峰、湯の丸高原、上高地、御岳山と考えていた。
いずれも日帰り入浴温泉がある。
 ところがお寺の駐車場を出るときにオオミスジが飛び去るのを目にした。
この辺りでは以前にも見掛けたし、オナガシジミ、オオヒカゲも目撃していた。
急遽お墓が見下ろせる沢沿いの山道に泊まることにした。
傍には沢の上の方から引かれた町の簡易水道が豊富な水を処理しきれず流している水場があった。
町の人もわざわざ汲みに来るという冷たく何とも美味しい水だった。

墓参りのたびに見るこの山道を上の方まで確かめたことはかつてなかった。
沢沿いにはオニグルミが自生している。きっとオナガシジミもいると考えた。

月が煌々と照る美しい静かな夜が明けた。
今日も暑くなりそうだ。
 獣除けの柵の扉を開閉し、沢筋の草木を叩きながら上っていった。

オニグルミを叩くと飛び出しては直ぐに止まるオナガシジミ、縁毛が光る微妙なところに止まった
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谷間を悠々と飛び回り葉っぱに着いた虫の死骸を舐めはじめたオオミスジ
まるでゴマダラチョウが滑空しているかの様だった。
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かつてお寺の境内でも見たオオヒカゲ この辺りが発生地か?
樹液に来たもののオオムラサキの羽ばたきで追いやられていた
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オオムラサキ、コムラサキ、スミナガシほかにもルリタテハ、アカタテハ、ヒカゲチョウなどが来ていたが
一堂に会することはなかった。
ここではオオムラサキが幅を利かせていた。でもスミナガシも負けていなかった。
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そのほか撮れた蝶
ヘリグロチャバネセセリではないと思うが・・・、
あまり遠くには行かず狭い範囲で数頭がクサフジで吸蜜していた
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朝早くに山から舞い降りてきて朝露を吸水していたウラナミアカシジミ、ここでは意外に多かった。
我が家近辺では今年は2度見ただけなのにいるところにはいるもんだ!
アカシジミなどは多数というほど居た。
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ひょっとしてこれミヤマカラスシジミ!? 時期が早ければ新鮮なのが撮れたかも?
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ヤマキチョウだったらなぁー、ここでは無理か!クサフジで吸蜜するスジボソヤマキチョウ
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 撮影行の目的のオナガシジミとオオミスジが一日にして撮れた。
先週来た時に探しておれば新鮮な個体が撮れたかも?
言っても詮無いこと、来年は羽化直後を狙ってもう少し早く来ることにしよう。
近くに入笠山もある。そこにも行ってみよう。

この後の続きは「霧ヶ峰の巻」で
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by tsutsujioka | 2012-08-16 00:00 | | Comments(0)


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