2012年 07月 03日

ミドリシジミ その3 たった15秒間の開翅

手前のボケた葉っぱの上で開翅を予測したのだが・・・、思わぬところで開翅した。
彼女も眠っているふりをして考えていたのかも。
胡散臭いヤツの前で御開帳なんてしたくもないわと。
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ハンノキを竿で叩くとミドリシジミがひらひらと降りて下草に止まった。
ちょっと飛んで隣の葉っぱに移動した。
動きが緩慢だ。
さらに飛んで近くの栗の葉上に止まった。

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動きと飛んでいるときの翅表の色から判断して♀のようだ。
 9時前だった。ここから開翅待ちの長期戦が始まった。

LED懐中電燈で上から下から斜めから、いろいろの角度で照らしてみた。
触角に触れるくらいまで近づけもした。
けれどなんの反応もない。
前日にも別場所で♀に試みたのと同様だ。

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別場所 山椒の葉陰で休む♀、3時ころ寸刻の開翅をしたのち飛んでいった
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♀にはこの手は通じないようだと諦め開翅に備えてカメラをセットした。
目線レベルでは開翅を満足に写せない。
栗の枝を振動させないようにそっと掴んで引き下げた。
しかしいつまでも掴んでおれない。
 重石代わりにお茶入りのペットボトルを枝先に近いところにぶら下げた。
枝葉が風に揺れるのを待って括り付けた。

このあとは風が吹いてもすぐ横を軽四が通っても逃げなかった。
この分では夕刻までかかると思い、カメラを置いたまま別の個体を探した。
ウラキンシジミもいた。
昼食のおにぎりも食べた。
ときおり観に戻った。
葉っぱを変える程度に動いていた。でも元の枝には変わりがない。

この位置で開翅を待ったのだが・・・
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膠着状態が解けたのは3時過ぎ。
葉上を歩き出すと口吻で葉っぱを舐めだした。
それから間もなく葉っぱの向こうに移動した。
これは困った!と思ったとき、
あっ! 開いた!!開いた!! 
A型だ。
写すには最悪のところ。
まずは一枚、ともかく写した(冒頭の写真)。
そのあとカメラを移動した。
翅表がまともに見えるところがない!
でも写した。
飛んだ!!!

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僅か15秒弱の開翅だった。
残ったのは前ピンショットが2枚。
6時間余りの結末は最悪だった。




全面に毛が密生した複眼 これは♂(襟元に微かに緑色が見える)、♀は密生がやや疎という
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by tsutsujioka | 2012-07-03 00:01 | | Comments(0)


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